ちょっとしたことで息切れがするのと左胸がブルブルするんです」といらっしゃった50代の男性

病院の受診はすでにされていて再度検査するとのこと。心筋梗塞や逆流性食道炎、頚椎症などを経験されています。ただ心筋梗塞は自覚症状がなく、何かの検査の時に心筋梗塞を起こしていた形跡が見られるとの指摘を受け、薬を処方されていますとのこと。それと片頭痛もあり。

姿勢・動作で見ていくと左肩が下がり、左側屈がやりやすいため12種体型の消化器型に該当しますが今回の訴えと既往を考慮すると心臓と胃を観察したいところ。 

とはいえ、西洋医学的な検査機もなければ切って中を見るわけにもいきません。均整法ではお腹や背中、手足から臓器の状態をみたりもしますが、今回は片頭痛の訴えもあるので頭蓋骨の動作確認と筋力テストで異常個所をフォーカスすることに。頭蓋骨もわずかですが、動くのです。

頭蓋骨の動きを見てみると…ありました、ありました。蝶形骨と後頭骨の一部に動きの悪いところが。

蝶形骨はこめかみの部分で心臓と関係し、後頭骨は後頭部の骨で、胃と関係します。この二つの骨は表面上、離れたところに位置しますが、頭蓋の中で直接くっついて関節を構成します。この部分を後頭蝶形結合といいます。早速、後頭骨、蝶形骨を調整。動きが良くなりました。微細な動きで良いのです。

1週間後、来院されたときには「あれから息切れも左胸のブルブルもなくなりました」とのこと。

念のため、病院のほうで、カテーテルを使った検査もしてもらうという事でした。

さらに1週間後、カテーテルを使った検査の結果を話してくださいましたが「血管の狭いところはあったもののそれでどうこうということはないだろう」と言われたそうです。

この時点でも「息切れも左胸のブルブルもありません。」という事でした。

次回の調整では頭蓋骨と深い関係のある骨盤の調整をする方向を話しました。

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