首、頭の痛みを訴えていらした10代男性

お身内の方から高校生の弟さんをみてほしいと紹介されました。

お母さんもいらっしゃり、お話を聞いてみると

数年前に事故で脳を損傷したこと、何度も何度も入退院を繰り返して治療をしてきたこと、最近は起立性調節障害を起こしていることも判りました。起立性調節障害については思春期の特に男子が起こしやすいようです。

本人は特に強い頭痛と首肩の凝り、あごの痛み、立ちくらみを訴えていました。学業や通学にも影響があり、かなりしんどいようです。

姿勢と動作を見てみると体中のゆがみが強く全身の体液循環の不良が強く見られました。

12種体型で言うと前後型のフォーム1番。前後型というのは頭脳型とも呼ばれ主に頭部に特徴があります。就寝中に悪い夢を見ることもフォーム1番に当てはまります。

ただ、動作で見てみるとフォーム2番…。基本はあるものの人の体は十人十色。あまりフォームにこだわらずに調整することにします。

仰臥位でみると頭部がとても重たく、脳脊髄圧の亢進もあるとのこと。

頭部の直接の調整をするよりもまずは均整法のお得意の「遠隔」と「相関」から骨盤の調整と体液の準不良を調整するために横隔膜を調整します。

頸部、そして首の骨盤と呼ばれている胸椎の1番、2番も調整。

最後には頭蓋骨の呼吸リズムを調整。

来院時に比べてみると楽になったようですし、姿勢と動作にも変化が出ています。

その後、数年になりましたが体調の変化を見ながら通院頻度を減らし、今では日常生活を送るのは問題はなくエンジョイしているようです。

大学にも進学し、就職も見据えて頑張っています。

東洋医学であらわされる「気・血・水」、血液やリンパ、脳脊髄液といった体液の循環は健康には欠かせません。

そういったことも踏まえたうえでの、体のメンテナンスをしていると予防や回復に違いが出ますよ。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。皆様のご参考になれば幸いです。

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