急な腰の痛みを訴えていらした50代女性
朝ごはんを食べ終わり、立ち上がった際に腰に違和感を覚え、「ギックリ腰の前兆か!?」と当院にいらっしゃった女性。
ひどい痛みではない様子ですが、腰を伸ばそうとすると膝が曲がってしまうし、体のゆがみが強く出ていました。
痛みの自覚がそれほどではないにせよ、ギックリ腰といってもおかしくありません。
動作検査では体幹の後屈、側屈、回旋動作において可動の制限あり。
よくよく聞いてみるとここ数日の間にお孫さんをあやしたり、大掛かりなお掃除をしたりと集中的にお体を酷使されていたとのこと。
激痛まではいかないものの炎症も強く、痛みの自覚も徐々に。
腰に直接触れると「寝た子を起こすこと」になりかねません。
足の方からの遠隔調整を行い、神経の興奮を抑制していきます。
自律神経の興奮が収まってきたあたりで体の動きをつけて固くなっていた骨盤リズムの調整をします。
終えてみるとずいぶんと楽になったようですが、炎症もゆがみも十分に消えたとは言えません。
でもこの日の調整はここまでです。
あとはお客様の回復力が出てくるので、経過を待ちます。
土日を挟んで三日目に再度来院。
ゆがみもかなり取れて、体液循環が良くなり、腰の炎症も痛みもかなり消失されたとのこと。
東洋医学であらわされる「気・血・水」、血液やリンパ、脳脊髄液といった体液の循環は健康には欠かせません。
そういったことも踏まえたうえでの、体のメンテナンスをしていると予防や回復に違いが出ますよ。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。皆様のご参考になれば幸いです。
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