「10日ほど前にふとしたはずみに膝を急に伸ばしたらそれから…。」と冒頭の状態を訴えて来られた60代女性。

お話を伺ってみると、普段は膝は何ともなくて、そのときはたまたま飼っている猫を抱きかかえようと急に無理な体制をとって傷めたご様子。

その後、整形外科でみてもらったところ、骨には異常はないといわれたものの歩くのもかなり支障があるとのことで足を引きずるように歩いてこられました。

膝を観察させていただくと、可動の制限に加えて、腫れ、むくみもあります。

ピーク時に比べるとまだマシになったそうです。

膝は屈曲・伸展という二つの動作しかしませんが、膝を正常に動かすためにはほかの関節が連動していく必要があります。

肩も同様にほかの関節の連動性がしっかりと発現される必要があります。

骨盤、股関節、足関節、を整えていきます。まだ腫れがありましたので炎症を強くしてしまってはいけません。直接、ひざを調整するのは微細な刺激で十分です。

体液の循環が良くなっていったので腫れも消えていくのがわかります。

終えてみると「あ、楽~!歩ける~!」と随分と楽になったようです。

可動制限もかなりなくなりました。腫れやむくみ感もかなり解消できました。

ただ損傷した部位は負荷に耐える力が正常時にはまだ遠いのです。ですので、痛くないからといって無理しないようにお伝えしました。

東洋医学であらわされる「気・血・水」、血液やリンパ、脳脊髄液といった体液の循環は健康には欠かせません。

そういったことも踏まえたうえでの、体のメンテナンスをしていると予防や回復に違いが出ますよ。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。皆様のご参考になれば幸いです。

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