脊柱(背骨)は32~34個の椎骨という骨が連結されてできています。首の椎骨を頸椎といって7個。
背中、肩甲骨の当りの椎骨を胸椎といって12個。腰の椎骨を腰椎といって5個。骨盤を形成する仙椎が5個、尾骨が3~5個。思春期になると仙椎と尾骨はそれぞれ骨化してそれぞれが一つになります。
今日取り上げるのは胸椎の11番。「この第11胸椎を良い状態にしておくと白血球を多く作り、細菌に対する抵抗力をつける。」とあります。(「身体均整法」不味堂出版 手嶋昇著 より引用)
この胸椎11番をセルフで調整するやり方「自動操縦法」をご紹介いたします。
まずは立位で重心側を調べます。両足交互に重心をかけて楽なほうが重心側です。
①仰向け。両足うちくるぶしを腰の幅より少し外に開きます。
②重心側の下腿を親指が床につくように体の横に曲げていきます。
③曲げた足首を同じ側の手で握ります。もし体が固くて握れない場合は無理して握らなくてもOKです。
④曲げた足の方に上半身を捻じるように起こします。
⑤そのまんま、5,6呼吸耐えてから息を吸い切ったところで一気に脱力。
⑥脱力したまま、深呼吸を3回ほどしたら戻ります。
「自動操縦法」は日に一回といわれています。やりすぎてしまうと椎骨が緩みすぎてしまい、それはそれでよろしくないのです。
ちなみに重心側(荷重バランス)についてわからない方は、いつも履いている靴の裏を見てください。左右比べてみて、より減っている方が重心側です。または立位で腰に手を当てて骨盤の高い方が重心側になりますよ。
総じて重心側には負荷がかかっています。ご参考までに。
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*やりすぎると逆効果になりますので、ご注意を。
*病気療養中であったり、基礎疾患をお持ちである人は無理をしないようにしてください。
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