「平成の三四郎」といわれた古賀稔彦さんが亡くなられたというニュースはショックでした。

わたしがまだ10代の頃から活躍をされていて「小よく大を制す」を実現している格好いい柔道家でした。

年齢が近いというのも相まって、他人ごとではないように感じます。

がんと闘っていたと聞きました。

以前は不治の病ともいわれていましたが、医療の進歩によって現在はそうとも言えなくなりました。

とはいうものの、罹ったら怖い病気ですよね。

(そんなわけで本当は今回から数回にわたって「ストレス」について取り上げようと思っていたのですが、急遽変更いたします。)

わたしが身体均整法学園に在学していた時に、解剖生理学を担当されていた先生にお願いしてガンについて教わったことがあり、専門外ではありますがその中からいくつかのことをシェアしたいと思います。

◎良性腫瘍と悪性腫瘍の違い

「腫瘍ができています。」といわれたことはありませんか?

ドクターに面と向かって言われると一瞬ビックリしますよね。

腫瘍も良性のもの、悪性のものとあります。それぞれの特徴を以下に記します。

〇良性腫瘍(ふくらみ、おでき)

①発育が緩慢

②限局性(境目があきらか)

③機能障害の程度が軽い

④転移はみられない

⑤全身への影響は少ない

⑥手術的摘除が容易

⑦再発は少ない

⑧患者の予後は比較的良好

例えば声帯ポリープは悪性ではないものの「悪いところにできた」ものですね。わたしも経験しましたが声がだせない!いまは大丈夫です。

〇悪性腫瘍

①急速に発達

②周囲組織への浸潤

③発生臓器の機能障害

④しばしば多臓器へ転移

⑤全身的影響が大きい

⑥手術的に全摘困難

⑦再発の頻度が高い

⑧予後が不良

良性腫瘍とはかなり様相が変わりますね。がん細胞は、増殖、転移、再発といった特徴が有名ですね。

◎ガンの危険信号9箇条

部位別に代表的な自覚症状を紹介します。

胃:胃の具合が悪く、食欲がなく、好みが変わったりしないか

子宮:おりものや不正出血はないか

乳房:乳房にしこりはないか

食道:飲み込むときにつかえることはないか

大腸、直腸:便に血や粘液が混じったりしないか

肺:咳が続いたり、痰に血が混じったりしないか

喉頭:声がかすれたりしないか

舌、皮膚:治りにくい腫瘍はないか

腎臓、膀胱、前立腺:尿の出が悪かったり、血が混じったりしないか

(引用元:公益財団法人日本対ガン協会)

ガンの進行状態はステージ0ゼロからⅣ4までに示されているようです。

ステージが上がるということはお体、臓器へのダメージがそれだけ進んでいるということ。

おや?と思ったら早めにかかりつけのドクターに相談しましょう。

最後に古賀稔彦さんのご冥福をお祈り申し上げます。