1,2年前から坐骨神経痛、腰痛、膝の痛みと足のしびれを訴えてこられた50代女性。

お話を伺うと、以前にぎっくり腰を2回ほど経験し、それ以降さむい時など時々つらくなっていて体は前かがみになり、立ち上がろうとすると膝に違和感があったり、寝ていると足がしびれてくるとのことでした。少し前に数か月ほどハリ治療も受けてみたものの、期待した成果が見られずかえって痛みが強くなっていったところからそのまま放置。ずっと我慢してきたとのことでした。

お体を観察してみると体の前後方向、左右方向、回旋動作などに制限が見られました。

腰と骨盤のつなぎ目あたりの関節が固まって体液循環の不良が顕著にみられ、O脚もあります。

初回は背骨の動きをつけて、さらに肋骨の調整。

腰から下の訴えがあるのですが、体液循環不良があると体に必要な酸素や栄養素がうまく届けづらい状態となります。回復するための基礎工事のような調整ですね。運動療法も織り交ぜながら行い、ご帰宅してもらいました。

数日後に再度ご来院。

腰の痛みはまだあるものの、足のしびれは気にならなくなってきたようです。

それから何度かいらっしゃり、今では腰の痛みも膝も足のしびれもなくなったそうで何よりです。

東洋医学であらわされる「気・血・水」、血液やリンパ、脳脊髄液といった体液の循環は健康には欠かせません。

そういったことも踏まえたうえでの、体のメンテナンスをしていると予防や回復に違いが出ますよ。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。皆様のご参考になれば幸いです。

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