3か月前から左の臀部から大腿部外側にかけてしびれるような痛みがあると訴えてこられた60代女性。

お話を伺うと、ずっと以前から年に一度はギックリ腰をしょっちゅう繰り返していて、腰に不安があったご様子。

今回の痛みは数か月前からこれまでと違う痛みで、仕事をする際、重いものを持つのが特につらいし、常に痛い。横になっても痛みがあるとのこと。

寝ていても痛いとなると、重篤な疾患を抱えていることもあるのですが今回は総合病院での診察も受けていらっしゃるとのことでその点は除外します。

レントゲンでも異常はなく、お薬を出されているがなかなか解決できないところで当院をお知りになられたとのことでした。

お体を観察してみると前屈、左回旋、左側屈動作に疼痛と可動の制限が見られました。

骨盤のゆがみが強く体液循環の不良が顕著にみられ、O脚もあります。

初回は主軸となる骨盤と脊柱を調整し、座るときの注意を伝えてご帰宅してもらいました。

10日後くらいにいらしたときには体のゆがみも痛みもかなり減り、臀部に少し違和感が残る程度になりました。

回を追うごとに調子が良くなり、6回目にいらしたときには何不自由なく生活できるようになっていました。

今ではギックリ腰の不安もなく、痛みも足のしびれもなくなったそうで何よりです。

東洋医学であらわされる「気・血・水」、血液やリンパ、脳脊髄液といった体液の循環は健康には欠かせません。

そういったことも踏まえたうえでの、体のメンテナンスをしていると予防や回復に違いが出ますよ。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。皆様のご参考になれば幸いです。

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