歩行時に左ももの裏側からヒザと周辺が圧迫されたような痛みと足にむくみを訴えてこられた80代男性。

遠方にお住いの娘さんに連れられて当院に来られました。

お話を伺うと、以前に何度か整形外科で「坐骨神経痛」といわれ治療を受け、最近になってもう少し大きな病院にかかりMRIによる画像診断から「脊柱管狭窄症」といわれ、お薬で治療されているとのことでした。

しかしそれでも痛みとむくみが治まらず、このままでは歩けなくなり、車いす生活になるのではないか?ととても心配されていたところで当院のことを知り、ご来院されました。

お体を観察してみると確かに左足のむくみが強く、膝もあまり曲げられません。腰のほうから延びる神経がどれだけ通っているのかをみるために筋力テストをしてみると膝を伸ばす筋肉の出力が足りていないこともわかりました。

初回は主軸となる骨盤と脊柱を調整し、再テスト。出力が上がったのが目に見えてわかり、この日はご帰宅してもらいました。

1か月ほどしていらしたときに聞いてみると、

・半月くらい、ずいぶんと楽だった。なにより杖を使わなくて良くなった。

と教えてくださいました。

娘さんは

・前回の調整の後に食事に出かけた時には足のむくみが減っていたが、帰宅してからもさらに改善されていて、本人も精神的に楽になった。

と話してくださいました。

病院でのリハビリも今月から始めることにもなったとのこと。さらに楽になるといいですね!

東洋医学であらわされる「気・血・水」、血液やリンパ、脳脊髄液といった体液の循環は健康には欠かせません。

そういったことも踏まえたうえでの、体のメンテナンスをしていると予防や回復に違いが出ますよ。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。皆様のご参考になれば幸いです。

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