背中と腰の痛みに合わせて、胃がむかむかと痛いと訴えてこられた30代女性。

ものを持ち上げようとする、そのふとした瞬間に腰に痛みが走り、背中にも痛みが出るそうです。背中を観察してみると緊張も強く、背骨の動きも硬くなっていました。消化器系のツボ周辺の緊張が際立ちます。

お話を伺うと、10代のころから胃の調子があまりよろしくなくて、よくおなかを痛くしていたとのこと。病院にもかかったこともあり、今も食事にも気を遣うそうです。

実は今回は背中、腰の痛みよりもむしろ、胃の痛みのほうがかなりストレスになっているとのことでした。胃の痛みには自律神経の問題がしばしば。

ということで、胃の調整を念頭に置きながらお体の調整をしていきます。均整法には内臓の調子を整えるテクニックがあります。おなかからのアプローチや背中、手足などありますが今回は背中から。

自律神経を調整していきました。

終えて起きてもらうと、スッキリしたご様子。

その日はそれでご帰宅いただき、2週間くらい後に来られた際に伺ってみました。

前回の調整後から胃はちょっと痛くなりそうかなと思うときはあったものの、ウソのように楽になったとのことでした。

その後も何度か来院されていますが現在のところは落ち着いている様子です。

※胃の痛みにはピロリ菌やその他の内臓疾患を抱えていることも十分あり得ます。

専門医の受診もお忘れなきように。

東洋医学であらわされる「気・血・水」、血液やリンパ、脳脊髄液といった体液の循環は健康には欠かせません。

そういったことも踏まえたうえでの、体のメンテナンスをしていると予防や回復に違いが出ますよ。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。皆様のご参考になれば幸いです。

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