「今日、来れるかどうか不安でした」と涙を浮かべてこられた30代女性。
お話を伺うと、数日前から「めまい、頭痛、首の痛み、肩こり、吐き気」に襲われ、外出もできるかどうかのひどい状態だったそう。
予約を入れていた当日までに回復するか不安だったそうです。ご予約当日は状態も少し治まり、何とかご来院できました!
めまいも出てくるとのことで、通常行っている姿勢分析・動作分析は簡略化。訴えが体の上のほうに集中していますし、肩のほうに異常がありそうだとの判断から肩の動きだけチェック。両手を万歳するのがつらいようです。
体型でいうと肋骨型のフォーム8番ですが、あおむけになってもらって、頭を持ってみるとかなり重くなっていらっしゃいます。肋骨周り・胸郭の動きが固いです。
12種体形の調整をして、骨盤や背骨、特に肋骨、胸郭の動きを調整します。
背骨と肋骨は関節を構成していて、連動します。胸骨、鎖骨も同様です。最後に肋骨と背骨の関節を調整。
大分、楽になられた様子で帰られました。
2週間おいて再度ご来院いただいた際に伺うと、調整をした後はずいぶんと楽になり、感動して泣きながら帰ったそうです。今のところ、ひどい状態が再度出てくることはないようです。
この数か月は激しい天候の移り変わりがありますし、普段の家事や育児、お仕事からの疲れも影響したのかもしれません。お大事になさってくださいね!
季節の変わり目は東洋医学では「地気の変化」ともいわれ、気温や気圧、大気などの(体から見た)外部環境の変化が大きな時期です。この変化に伴い、人体(内部環境)の調節機能(自律神経)も見えないところで一生懸命に働いてくれています。
その働きがうまくできなくなると体調を崩してしまうのですね。
東洋医学であらわされる「気・血・水」、血液やリンパ、脳脊髄液といった体液の循環は健康には欠かせません。
そういったことも踏まえたうえでの、体のメンテナンスをしていると予防や回復に違いが出ますよ。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。皆様のご参考になれば幸いです。
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