「顎が痛くて口を開けられない」と訴えた50代女性。

お話を聞いてみると、朝、目が覚めたらあごの痛みがあり、口を開けたり、あごを左右に動かすのも痛くて大変。

原因として思い当たることは何一つなく、病院に行ってもどの診療科を受診したものかと悩んでいるうちに当院の予約日になりました。

お体の状態を見てみると、肩の巻込みが強く、頭の位置が肩よりも前より。首や腰の動きにも制限が強く、よく聞いてみると年末の大掃除から腰痛があるとのことでした。大掃除とあって、相当頑張られたようですね。

腰の動きが固くなり、動かなくなった分を体のどこかが補います。

首の付け根、背中上部には首にとっての骨盤ともいわれる部分があり、そこも固くなってしまい、あまり動かず逆に首がずいぶんと柔らかいです。柔らかすぎで不安定になっています。

均整法では顎関節(がくかんせつ・あごの関節のこと)は首の骨の2番目(頸椎2番・C2)と関連しているとみています。

首の構造が不安定になっているところから顎関節に影響が出ているかも。

均整法ではお客様の痛がっているところばかりに調整ポイントを求めません。

顎関節そのものには今回触れず、骨盤、首、首の根っこの胸椎1番、2番を調整しました。

翌週いらっしゃった際に伺うと「前回、調整をしてもらってから痛みがなくなり、あごの痛みも腰痛も良くなった」とのことでした。

食べるときに痛みを感じるのはストレスです、そこから解放されて本当によかったです!

東洋医学であらわされる「気・血・水」、血液やリンパ、脳脊髄液といった体液の循環は健康には欠かせません。

そういったことも踏まえたうえでの、体のメンテナンスをしていると予防や回復に違いが出ますよ。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。皆様のご参考になれば幸いです。

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