「ボールを投げるとき、バットを振るときに肩が痛い」と訴えていらっしゃった10代男性。

お話を聞いてみると、大学で野球をやっており、2週間前からキャッチボールをしているうちに痛みを感じているとのこと。すでにリハビリもしてくれるクリニックで診療を受け、炎症を起こしているからと、シップをもらい、野球の練習もそれからは全然していない状態。

それにもかかわらず腕も上がらず、痛みが全く改善されず、両親に相談したところ、整体が良いのではないかと言われ、当院にお越しされました。

まず外見上の肩の位置が巻き込まれており肋骨型、本来の位置よりも前側に丸まっています。このポジションでは肩の動かせる幅(可動域)が狭くなり、パフォーマンスが悪くもなり、傷めやすくもある好ましくない状態です。

実際に現状どれだけ動かせるのかを確認してみると、腕を前から上げたり横から上げたり、投球動作にもつながるねじる動作においては痛くてほぼできない状態でした。

仰向けになってもらい、バランスチェックをしてみると右側の骨盤の関節や股関節の動きもかなり制限があります。

痛いところは右肩なのですが、骨盤のゆがみが大きいのと肩の方には炎症もあるということで骨盤と、肩とつながる胸郭の調整をします。

まず骨盤の調整をして、確認のためにバランスチェックをしてみると先ほどは上がらなかった腕が自然に上がるようになりました。続けて首と胸郭、それから炎症が強くならないように細心の注意を払いながら肩の調整。関節自体の調整ですね。

一通りの調整をして、最初に行った肩のテストをもう一度します。

すべての動作において痛みもなく上げられるようになりました。前に上げる動作だけは可動の制限が少しありますが、これは股関節の固さで体幹がやや前かがみになっているためです。

とても喜ばれましたが、炎症や損傷もあるであろうことも踏まえ、就寝時の肩の角度や病院側から処方されたものは継続することをすすめました。

約10日後にまた来られると、肩も上がるようになったということと、痛みはやや出るとの報告。

調整を終え、今後練習をした時の前後のケアについて話し、病院の検査を再度受けることをすすめました。

上がらなかった腕を上げられるようになり、痛みも楽になってきたご様子。嬉しく思います。

ほんとうによかったですね!

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。皆様のご参考になれば幸いです。

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