「首の左側がずっといたい」と首の痛みを訴えて当院にいらした60代女性。

お話を聞いてみると、実のところ20年位前から首の痛みを抱えているとのこと。

これまでにはハリ治療やリンパマッサージを受けたりしてきたものの痛みとずっと付き合ってきたそうです。

早速お体の方を観察していきます。

首と腰は前弯しているのですがカーブがきつい過前弯となっています。

首の動きの方を見てみます。

天井を見上げる動作とそのポジションからさらに斜め後ろに傾けるとより痛みを訴え、右斜め前に倒してみても結構な痛みと可動の制限があります。

その他、体の側屈と前後屈にも可動の制限とやや痛みの訴えもありました。

バランスチェックでも、仙腸関節、股関節を中心に右下半身に可動の制限が見られました。

背骨全体の動きをつけるために今回は胸椎、腰椎、骨盤、股関節を調整し、軸への負担をやわらげます。

その後、頸椎をチェックしてみると後頭部と首のつなぎ目、頭頚関節と頸椎の下の方がずれながら動きに強い制限がかかっているのがわかりました。

頭頚関節と下部頸椎を調整します。

ほかにも股関節や首肩の筋肉を調整。

終えてから、立ち上がられると「首が楽!こんなに首がすっきりしたのは生まれて初めてかも!」と驚かれていました。

生まれて初めてというくらい、ずっと長い間お辛かったのだと思います。

とにかく少しでも楽になられたのは本当によかったです。

首を動かすと痛い、痛くて回せないなどの状態はかなりつらいものですよね。

みなさまの元気と健康を願っています。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。皆様のご参考になれば幸いです。

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illustration by フリーメディカルイラスト図鑑