腰から下、足全体の辛さを訴えていらした60代男性。

今夏は例年に増して尚暑い酷暑となりました…。

お話を聞いてみると、その暑さの中、屋外で日々、汗水流して体を酷使して腰から下、足全体が痛い、つらいとのこと。

具体的にどこが辛いのかを尋ねてみると、両方の臀部、右大腿後面(ハムストリングス)、両膝の内側がつらいのだそうです。右ひざについては整形外科にも行かれたそうで、内側半月板が出ているといわれたとのことでした。

お辛い場所も限定的で病院にも行かれたことから、下肢を中心にした調整にしていこうかと思います。まずはお体のチェック。

頭部は左に下がり、肩のラインは右に下がります。骨盤も右に下がり、アキレス腱は右側が太くなっています。重心がかなり右に偏っています。荷重バランスが右側に偏ることで右の膝やハムストリングスに負担がかかっているのですが関節も疲労してうまく受け止めることができなくなっているようです。

下肢の動きをチェックすると、膝はあまり曲がらず、左股関節はねじることがうまくできません。

調整は頭と首を結ぶ頭頸関節から始めました。脊髄神経、その他、脳と体部位への重要な神経や血管の出入り口にあたり、首は電気信号の大事な通路になります。

次に背骨への刺激を入れ、下肢、上肢と調整していきます。

特に下肢は左右のバランスを見ながら可動性も見ながらの調整をしていきました。

終えて立ってみると、「あ、らく~、軽くなった~」と楽になったご様子。

ひと月後にいらっしゃいましたので、その後の調子を聞いてみると、「前回、やってもらってからすっかり良くなりました。すごく楽になりました。」と嬉しそうに教えていただきました。

老化は足から始まるといわれます。

歩行ができなくなったり、歩くのがおっくうになって外に出歩かなくなると老化という変化が進みます。特に最近は、酷暑で「不要不急の外出は避けるように」とも言われますし、なかなか外に出られないことから体力を落とす要因となります。家の中でも暑さ等には気を付けながら積極的に動きたいものです。

脚の痛みや疲れも取れたとのこと。本当によかったと思います。

みなさまの元気と健康を願っています。

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。皆様のご参考になれば幸いです。

※ご紹介した事例はあくまで個人様のご感想であり、誰でも同じような結果が出ると保証するものではありません。ご了承ください。

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illustration by フリーメディカルイラスト図鑑