「若いころからの腰痛。」でお悩みの40代男性整体師。
「若いころから腰が痛くて。
でもいつもではなくて、ちょっとした拍子に痛くなってはまた消えて。
というのをずっと繰り返してきました。」
今回はお客様の事例ではなく、研修会(月に1回定例、現在はコロナで自粛しています)に参加した時のエピソードです。
あるとき、研修会が始まる前に時間があったので、ボディデザイナー(身体均整師)同期のNさんと話していました。
その中で、冒頭の言葉があり、研修の始まるまでと多少に時間があったためちょっと、やってあげようかということになりました。
リクエストもあり、頭蓋骨調整をしました。
頭蓋(とうがい)には23個の骨があり、内部に脳を入れ囲んでいる「脳頭蓋」と目や鼻、口をいれた「顔面頭蓋」の二つのエリアに分けられています。
わたしが普段、使うのはそのうちの脳頭蓋を構成する8つの骨。中でも7枚の骨を調整します。
この時はその中の「蝶形骨」(こめかみあたり)と「頭頂骨」(頭頂部)の調整をしました。
頭蓋骨は肺呼吸とは別の独自の呼吸を行い、膨らんだり縮んだりして背骨の中を走る硬膜内での脳脊髄液を循環させる働きをしています。
調整しているうちに「右の足が温かくなってきました。」といわれ、「実は調子が悪くなると右側に坐骨神経痛が良くでる」ことがわかりました。
神経痛など不調が出るとその部位は血流の不足、体液の循環不良が起こります。
足が温かくなってきたのは脳脊髄液の流れが良くなり、体液循環が活性化されたからだと思われます。
時間の都合でそれ以上のことはできませんでしたが腰の方も随分と楽になったそうです。
東洋医学であらわされる「気・血・水」、血液やリンパ、脳脊髄液といった体液の循環は健康には欠かせません。
そういったことも踏まえたうえでの、体のメンテナンスをしていると予防や回復に違いが出ますよ。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。皆様のご参考になれば幸いです。
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