当院には慢性的な胃の痛みや胸やけなど訴えて、いらっしゃる方も少なくありません。
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胃の不調は比較的軽いものから重いものまで、長期にわたって持っていることも多く、不快ですし、神経の走行から首肩の症状を出すことも少なくありません。
今回は2つ事例紹介したいと思います。
①「夜中に胸がむかむかする。胃の具合が良くない」と来られた50代男性
お話を伺ってみると、昔から胃の具合が悪く、げっぷが良くでる。ここ一年くらいは夜中に胸がむかむかして苦しい。肩の痛み、首の痛みもあり、これについては10年以上。とのことでした。
お仕事では管理職をされていて、ストレスも増えてきているご様子。
体型観察をしてみると、左右型のF4(フォームの4番)。左右型は別名を消化器型と呼び、F4は特に胃や肝臓に症状を出すといわれています。
首を観察してみると左側にせり出す様に湾曲してガチガチ。これは消化器の緊張が迷走神経という脳神経を介して異常があるよと電気信号を送ることによって周辺筋肉が緊張を強めていくことが原因と考えられます。
調整の方針としては、12種体型調整、骨格調整、筋肉調整、内臓調整を体調を見ながら行います。
一度の調整で、根本から変わることはできないですが、調整を20回過ぎたあたりから、首肩の痛みも胃の不調もほぼ消えたそうです。いまではたまに首の痛みはあることはあっても胃の調子も含めて、ずいぶん良いとのこと。
②「ここ2か月くらい胸やけがひどい」と訴えて来られた20代女性。
聞くと、胃腸科でお薬も処方されて4ヶ月ほどではあるもののここ2か月くらい胸やけがひどい。首肩も常に重く、つらいとのこと。
体型観察をしてみると、やはり左右型のF3(フォーム3番)と前後型も見られます。前後型は別名、頭脳型とも呼ばれ、頭のストレスが良く反映されます。
ちなみに頭でストレスをうけて胃に反応をだすこともありますよね。
体型調整、首肩の筋骨格系の調整に加えて、脊髄神経を介しての胃の調整をしました。
1か月後、いらした時にその後の様子を聞いてみたところ、胸やけの頻度がかなり減ったとのことです。
※胃に関しては例えばピロリ菌や内科系の疾患を持っていることもありえます。病院の受診もお勧めいたします。
東洋医学であらわされる「気・血・水」、血液やリンパ、脳脊髄液といった体液の循環は健康には欠かせません。
そういったことも踏まえたうえでの、体のメンテナンスをしていると予防や回復に違いが出ますよ。
健康診断や病院での診察も大切です。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。皆様のご参考になれば幸いです。
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illustration by フリーメディカルイラスト図鑑