定期的なメンテナンスでいらっしゃる80代女性。
当初、腰痛とモモの裏側の痛みを訴えて、ご家族の紹介で当院にいらっしゃいました。現在は時たま痛みが出るか出ないか程度になっており、痛みが出ても寝れば回復して気持ちよく朝を迎えられています。
先日の調整をしていた時のことです。
以前は夜中、寝ているときに足の冷えが気になり、何度も起きては、足をさすってはまた寝て、さすってはまた寝てを繰り返していたそうです。時には足がつってしまっていたそうですが、当院で調整を受けるようになってからそういったことがなくなり、夜も楽になったといわれました。
足の冷えやこむら返りなどの背景には泌尿器系の問題があるときがありますが、単純に足の疲れが蓄積されて出てくることも。心臓から体内に血液が出てゆきますが、心臓に戻す力は残っていません。戻すためには静脈の作用と筋肉や関節を動かすことによるポンピング作用が不可欠です。
運動不足や長時間の偏った姿勢の維持などが長期にわたって継続されると自分でも気づかないうちに体液の循環不良を起こします。そこから部分的な酸素欠乏や栄養不良を起こし、その結果、調子を崩してしまいます。
今回の方は骨盤のゆがみや脊柱のゆがみがかなり強く、しかも長い期間にそうであったために自律神経にも症状を出したようです。(筋骨格系の長期にわたる痛みやゆがみは自律神経に影響を及ぼします。)
それが体のゆがみを整えてきたことで治まってきたようです。(骨の変形自体は変わりません)
夜も気持ちよく眠れるようになったのは何よりです。
東洋医学であらわされる「気・血・水」、血液やリンパ、脳脊髄液といった体液の循環は健康には欠かせません。
そういったことも踏まえたうえでの、体のメンテナンスをしていると予防や回復に違いが出ますよ。
※様々な要因により個人差がございます。あらかじめご了承ください。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。皆様のご参考になれば幸いです。
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