「左ひざが痛い」と訴えていらっしゃった70代女性。
お話を聞いてみると、以前から多少膝の痛みはあるものの我慢できていたのが、一週間くらい前から急に痛くなり、杖があった方が楽なくらい。
病院で検査を受けたものの特に問題は見つからず、痛みも継続していて、当院にいらっしゃいました。
よく聞いてみると、腫れがあり、少し熱感もあります。朝起きるときも、寝ていても痛くて目が覚めることも。左ひざの裏にしこりがあり、それも気になるとのこと。左臀部にも痛みがあるとのことでした。
体幹の動きをみてみると回旋の制限がありました。
まず熱感、腫れのある左ひざには直接、刺激は入れません。
この日は骨盤と股関節の調整だけ行い、2週間後に来てもらうことにしました。
2週間後、伺うと、左臀部の痛みはほぼ消失し、膝も痛いものの前回来た時ほどではないとのことでした。
ただやはり朝起きた時、夜寝ている時の痛みはあり、早歩きは無理、張ってる感があるとのこと。
別の病院でも検査を受けられ、「変形性膝関節症」と言われたそうです。
仰向けで膝を倒す動作が痛くてできず、痛みのある個所がかなり限定されてきたのでそこに集中して調整しました。
次にいらした時には、「5分あるくのも辛かったが歩けるようになった」とのこと。
その後も何度かご来院され、最近は「夜中に痛みで起きることがなくなった」、「歩くのにはさほど苦労しない」レベルまで回復されました。
まだ望まれているところまでは行けていないですが、焦らず地道に確実に段階を踏んでいます。
痛みが消えると日常生活が楽になりますね。さらに進歩できるように頑張りましょう。
東洋医学であらわされる「気・血・水」、血液やリンパ、脳脊髄液といった体液の循環は健康には欠かせません。
そういったことも踏まえたうえでの、体のメンテナンスをしていると予防や回復に違いが出ますよ。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。皆様のご参考になれば幸いです。
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