首~背中の寝違いを訴えていらした40代女性
「今朝、伸びをしたら痛くして後ろを振り向くのもきつくなりました・・」とおっしゃってこられた40代女性。
実は他の部位の調整目的で来られていることもありましたし、そのうちおさまりますヨ、くらいの軽い気持ちで予定していた通り他部位の調整に専念しました。
数日後、「首がやっぱりつらい・・」とのことで、改めて調整。
可動の制限がかなり強く左右に曲げる事はほぼできません。
8月後半の天気の激しい変動で自律神経に乱れを起こし、交感神経の緊張が非常に強く出てきたところにエアコンでしょうか?冷えの刺激が入り、出たようです。
均整法では首の寝違いを「救急均整操縦法」の中で2種類に分けています。
どちらも別の筋肉が異常を起こしている状態で運動点と呼ばれるツボのような点を指標に調整していきます。(詳しく知りたい方は「身体均整法」 手嶋昇著 不昧堂をご覧ください。)
今回の女性のケースは首全体の筋肉の緊張も強いため、一発で改善というわけにいきません。
狙った点に張力をかけて刺激を入れた後に、一点一点、丁寧に異常を探しては刺激で異常を抑制していきます。
ひと通り終えて、帰宅されました。
数日後、来られた時には「帰る途中には良くなっていた!」、「劇的に良くなった!」、「すごくないですか⁉」と興奮気味にご報告いただきました。
動作の制限も痛みもなく、日常生活にも支障なく、発痛の予兆もないのも確認。よかったです。
東洋医学であらわされる「気・血・水」、血液やリンパ、脳脊髄液といった体液の循環は健康には欠かせません。
そういったことも踏まえたうえでの、体のメンテナンスをしていると予防や回復に違いが出ますよ。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。皆様のご参考になれば幸いです。
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