とうきん便り【調整日誌】⑱「首を回すときにスジのつれるような痛みを訴えて来られた60代女性」

娘さんからのご紹介で状態を伺ってみると「2年くらい前から首を回すときにスジのつれるような痛みがある。特に仕事中がひどくて、関係あるのか右の肩甲骨のあたりが気持ち悪い」とのこと。

 

早速、お体を拝見してみると、頭部が左側に傾き、骨盤はその逆に右側に傾いています。右半身の緊張が強くて下部頸椎から上部胸椎部にかけての圧縮が強くでています。

 

体をみていくときに主訴がどういうものであっても必ず欠かせない大切なポイントがいくつかあります。

体を中心となる体幹と上肢・下肢と大雑把に分けてしまうとやはり神経の大本になってくる体幹。

その中でも脊髄神経の走行状況が大事です。

 

具体的には頭蓋骨と頸椎のつなぎ目、そのすぐ下の上部頸椎、首と肩のつなぎ目、下部腰椎、腰椎と骨盤のつなぎ目、仙腸関節。

 

今回の女性の1番際立ったところは「首と肩のつなぎ目」になります。

 

ただ骨盤の傾きも強いので、土台から調整をしていき関節の圧縮を開放。動きも随分と良くなってきました。

何回かの調整を終えたあたりで

「仕事終わりでも早く帰りたくて仕方なかったのが、なくなった。」

「元気が出て来て、前向きにやろうと思えて来た。」

と話してくださいました。

 

初回からシャキシャキして元気に見える方だったので、意外に思えたのですが、みなさん、お疲れのところでも頑張っていらっしゃるんです。それを再度認識しました。

 

元気になってよかった、よかった。

わたしも元気が出るお手伝いが出来て、よかったです。

 

 

東洋医学であらわされる「気・血・水」、血液やリンパ、脳脊髄液といった体液の循環は健康には欠かせません。

 

そういったことも踏まえたうえでの、体のメンテナンスをしていると予防や回復に違いが出ますよ。

 

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございます。皆様のご参考になれば幸いです。

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