「足がパンパンで、夜になると右足がつって痛い」と訴えていらっしゃった70代女性。
お話を聞いてみると、エアコンの入れ替えをするのに業者さんがくるからと、家の中を一生懸命に片付けて、それから足がつらくなり、夜中に足がつる。つるのはふくらはぎということで一般的に言われる「こむらがえり」というものです。
ふくらはぎの「こむらがえり」というと泌尿器系や循環器系の症状としてもいわれていますが、お聞きする限りはそちらのほうではない様子。
一生懸命にお片づけをしたことからくる、体の疲労が原因かと思われます。
体幹の動きを見てみると、後屈、左に曲げる側屈の制限があります。
首のズレも生じています。
交感神経の緊張が強く、首の緊張も強いことから、相当がんばったのだろうと理解しました。
足の筋肉も固くなり、循環不良が見られます。
循環不良からくる「こむらがえり」は大抵の場合、冷えた時に起こります。特に明け方の3時~5時くらいが体の温度が一番下がるといわれていてこの時間帯に足をつってしまう方が多いです。
構造を整えるために、背骨の調整から入り、下肢と肩回り。
交感神経の緊張も治まってきました。
最後に頸椎、頭蓋骨の調整をして終えてみると、とてもすっきりして足も軽くなったご様子。
帰り際に何度も何度も感謝されてお見送りしました。
季節の変わり目や不安定な気候などの外界の変化、環境の変化などがあると自律神経もお疲れ気味となります。
お疲れはためこまないように気をつけましょう。
最後まで読んでくださり、ありがとうございます。皆様のご参考になれば幸いです。
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